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廃墟だよ!

電子タバコ事始 -Q&Aからはじめる電子タバコ- 2013/02/09 Updated!

昨今、電子タバコに興味がある方が増えているようで。しかし今の時点で興味を持っても、電子タバコクラスタの人は入門編から遥か先に行ってしまっていてなにやら難しい話をしているし、ググったりすると国内リパックのボッタ店ばかりヒットするし、でどこからどう手をつけてよいのやらわからなくなってしまう方が多いと思われる。

これは電子タバコ業界にとっても興味を持った御新規様にとっても多大な機会損失であり、このねじれ状態から脱却するには我々電子タバコクラスタ民が解説を書くのがむしろ義務であるような気がするので久々に記事を書く。


まずは以下の二つの記事を読んで頂きたい。

  • あなたに電子タバコをお勧めできない6つの理由 http://amba.to/IJ7gFA 電子タバコショップNexmoke店長、まっさー氏によるまとめ。
  • わじこ先生の電子タバコ入門講座:http://togetter.com/li/212796 電子タバコクラスタ民、わじこ氏によるまとめ。

まっさー氏のまとめはシニカルではあるものの電子タバコのメリットを逆説的に端的に解説してくれています。わじこ氏のまとめは、秀逸ではあるものの、簡潔にまとまっている為、しょっぱなに読むとちょっと難解かもしれません。おそらく今電子タバコに興味を持ち始めた方は頭の中に疑問符がいっぱいの状態でしょう。そこで、上記の非常に秀逸な記事をベースとして、ここではわかりやすさ重視で実体験を交えつつQ&A形式でまとめて行こうと思います。少々長い記事となってしまうがご容赦願いたい。

補足:2chの国内ユーザーがまとめた電子タバコWiki(http://wikiwiki.jp/ecig_dentaba/)もありますが、事情により内容が古い状態で固定されているので、現時点ではあくまで参考程度に目を通しておくとよいかもしれません。

Q:そもそも「電子タバコ」って何?
A:電子タバコとは、電池等の電力によりフレーバーリキッドを霧状にし、それを吸引することでタバコの代用品とするものです。多くはリチウムイオンを内蔵し、その電力によって発熱部品の電熱線を熱し、その熱をもってカートリッジ内に保持されているリキッドを霧状にします。

補足1:以下の略語がよく用いられます。

  • タバコ(本物)=リアタバ
  • 電子タバコ=電タバ
  • リキッド=リキ
  • アトマイザー=アトマ(発熱部品)

補足2:基本構成はバッテリー+アトマイザー+カートリッジの3ピース構成でしたが、最近はカートリッジとアトマイザーが一体化したカトマイザーと称されるものも一般化し、3ピース構成に対して2ピース構成、などと呼ばれたりもします。というのはすでに過去の話ですが詳細は後述します。なお、略語としては単純にカトマが用いられます。

蛇足:電子タバコ自体は2003年ごろに香港の会社が発売したものが初めのようです。確かワールドビジネスサテライトトレンドたまごのコーナーで紹介されたのを見たのが小生の電子タバコとの邂逅です。が、当時の小生はセブンスターを一日二箱吸うヘビースモーカーだったので、「こんな紛いもんでタバコの代わりになるわけねーしwwwうぇw中国人バカスwww」とか思ってました。今ここに謝罪します。

Q:安全性はどうなってんの?
A:まず、リキッドの成分から見てみましょう。リキはベースリキッドと呼ばれる物に各種香料(これで風味が決まる)を配合したものです。場合によってはさらにニコチン抽出液や、カフェインが含まれています。

ベースリキッドはほとんどの場合プロピレングリコールあるいはグリセリンです。商品によってはこれらの混合物であることもあります。これらのベースは、生体への毒性が殆ど無く、身近なところでは化粧品や目薬、さらには食品添加物としても使われていたりします。

参考1:プロピレングリコールWikipediahttp://j.mp/KDBXmn
参考2:グリセリン(Wikipediahttp://j.mp/KDC4OC

風味を決定する香料は(出来合いのものを買う場合は信じるほかありませんが)、自分で調合する場合は食品添加物グレードのものが星の数ほど入手可能です。つまりは、よほど多量に摂らない(原液をがぶがぶ飲む、などw)限りは人体に影響は無いと言って良いでしょう。

カフェインは説明を省略するとして問題はニコチンです。ニコチン無しのリキッドで満足される方も多いですが、やはりニコチン入りの方が脱リアタバしやすいのも事実です。が!ニコチンは間違いなく猛毒であり、薬物依存(所謂ニコチン中毒)を引き起こす有害物質です。しかし、リキッドに含まれる量では直接摂取(リキを直接に飲む、などw)しない限りリアタバと危険性は変わらないのでは、と思われます。余談ですが、リアタバの副産物として一番純ニコチンを多量に含む灰が電子タバコでは出ないため、リキッドの管理さえしっかりしておけばお子様のいるご家庭ではむしろリアタバよりも安全性が増すと個人的には思っています。リアタバも灰皿を含めて管理はしっかりしなければならないのでこれはデメリットにはなりませんね。

参考3:ニコチン(Wikipediahttp://j.mp/KDD7OG

電子タバコで特筆すべきは、リアタバでは避けようの無い、発がん性物質であるタールが一切含まれないことです。また、急激な酸欠を引き起こす一酸化炭素や、その他タバコ葉の燃焼によって生成される有害化合物も含まれていません。最近では「タバコの煙には放射性物質であるポロニウムが含まれている!!」なんて話も出てましたね。

参考4:タバコを一日30本吸うと年間レントゲン300回分被曝するか(解決編)(ayanamiさまのダイアリー「漂流地点報告」より引用)

つまり、電子タバコはリアタバよりも人体に与える害は有意に少ない、と言えるでしょう。

補足1:ニコチン入りリキッド、あるいはニコチン抽出液に関しては薬事法の絡みもあって、国内販売店から購入することができません。これについては後述します。

補足2:以下の略語がよく用いられます。

  • プロピレングリコール:PG
  • グリセリン:VG(Vegetable Glycerin、植物性グリセリン)
  • ニコチン入りリキッド:ニコリキ
  • ニコチンなしリキッド:ノンニコ

蛇足:出来合いのリキッドを買う場合、グリセリンベースのものを買うときはVGベースとなっていることが多いですが、自分でグリセリンを買うときは工業的に生成された(植物由来ではない)グリセリンでもまったく問題ありません。むしろ工業的に生成されたグリセリンの方が純度が高いうえに、薬局等で安価に買えます。植物由来を強調するのは「植物由来ならなんだか安全そう」という心理的マジックによるものであると小生は考えています。

Q:今リアタバはXXXを吸ってるんだけど?
A:これに関しては個々の好みもあるため一概には言えませんが、初めに謝っておきます。済みませんが完全にタバコと同じ味は期待しないでくださいごめんなさい。なぜなら、ベースとなるPGにしろグリセリンにしろ、そもそも霧状にして吸引すると甘みを感じるためです。ためしにグリセリンをしみこませてある高級ティッシュ(鼻セレブなど)を舐めてみてください。甘みを強く感じるはずです。

ベースリキッドの甘みを抑える成分などをうまいこと配合してリアタバっぽさを出すのにある程度成功している例もありますが、基本的には甘さといかにうまく付き合っていくか、というのが電子タバコとの正しい付き合い方だと小生は考えます。

さて、上記のような問題がありつつも、我々電タバクラスタ民は電子タバコに興味を持った人に「今ってタバコ何吸ってんの?」と尋ねる事が多々あります。これには理由があります。この質問、実は吸っているタバコがメンソール系であるかどうか探りを入れているのです。これまでの経験から言うと、メンソールタバコを吸っている方は、メンソールが効いていれば「リアタバ味」がしなくてもあまり気にならない、あるいはすぐに慣れる、ということを我々は知っています。そして、電子タバコにはメンソールの効いたリキッドがたくさんあります。さらに、メンソール結晶を溶かし込むことでどんなリキッドもメンソールリキッドになるのです。

じゃあメンソールじゃないリアタバ吸ってる俺は?と思った方、ご安心ください。メンソールほど容易ではありませんがきっと移行できます。なぜなら電子タバコのフレーバーは数え切れないほどあり、その中にきっとあなたにぴったりなものが見つかるはずです。

セブンスターをヘビーに吸っていた小生の個人的な移行経緯を一事例として簡単に紹介します。
小生もやはり初めはタバコ味を期待して海外某所から「マイルドセブン味」を謳うリキッドを購入しました。2009年中ごろのことだったと記憶しています。その味はまるで「焼き芋の皮の内側にへばりついているよく火の通った部分」の味でした。ちょっと苦いけど甘いのです。横でにおいを嗅いでいた妻も「焼き芋か天津甘栗の匂い」と言っていました。この一件でタバコ味を求めることをすっぱりあきらめて、ベースリキッドの甘みと喧嘩しない方向性のフレーバーを模索し始めました。具体的にはコーヒー味やフルーツ味を片っ端から試したのです。

コーヒー味やカプチーノ味は、ベースリキッドの甘みと相まってとてもしっくりきたので、初めのうちはそればかり吸っていたのですが、リキッドに含まれる何らかの成分がアトマイザーのコイルに焦げ付き、アトマイザーの寿命が短くなってしまうため、それを回避するために徐々にフルーツ系フレーバーに移行し、今ではほぼ100%フルーツフレーバーに落ち着いています。時々変化を求めてメンソール結晶を溶かし込んだりはします。

Q:ランニングコストってどれくらい?
A:はっきり言ってリアタバすってたころよりずっと安く付きます。小生は先の増税前に脱リアタバしてしまいましたが、増税前ですらリアタバのランニングコストよりも遥かに安くついていました。
まず、脱リアタバ時は一箱300円のMild Seven Impact Oneを一日に一箱にまで消費は減っていましたが、それでも300円×30日で一月約9000円。

これが電タバとなると、(あくまでリキッドを自家調合している自分の場合ですが)グリセリン500MLが薬局で800円ぐらいで買えます。あとは海外からいろいろな味のフレーバーを取り寄せて、これがひとつあたり10mlで4ポンド(これを書いている時点では500円ぐらい)、ニコチンリキッドが30mlで13ポンド(1600円ぐらい)。これで材料がそろったので、これらを7:1:2ぐらいで混ぜ合わせて一日の消費量10ml(結構多め)に換算するとざっくり計算して170円!30日で5000円*1!!後はバッテリーの寿命を短めに見積もって4ヶ月で1本2400円、アトマ・カトマの消耗品を短めに見積もって月2個1000円。ざっくり多めに合算してランニングコスト実に月あたり6600円

まあ、実際にはいろいろな機種を好奇心で買ってみたり、色んなフレーバー買ってみたら自分の好みに合わないのがあった、とかでランニングコストが安定するには時間がかかりますが。

Q:で、いろいろあるみたいだけどどれ買えばいいの?
A:まず本体(バッテリー)ですが、ここ2年以上の鉄板な選択肢は、名前にeGoが含まれるシリーズです。

eGo登場以前の電子タバコは、見た目はタバコに近いけども電池容量が少ないというワンパターンにあったように思います。代表的な型番で言えば401や510等です。これらはバッテリーが一日持たないため、バッテリーを複数本持ち歩く、あるいは充電機能付きのキャリーケースも携行する、というスタイルが主流でした。

これに一石を投じたのがeGoであり、ちょっと太めだがコンパクトな形状なのに、実に650mAhというそれまでの倍以上の大容量を誇り市場を席巻しました。大ヒット以降も進化は止まらず、5クリックプロテクション(ボタン5回連打で通電ロックがかかる)の搭載や、USBパススルー(本体に充電器とUSBポートを内蔵し、ケーブルを接続すれば充電しながら吸える)を搭載したり、最近では出力電圧の調整機能を持ったものまで出てきています。この中で小生が最も気に入って今でも使い続けているのがeGo-T USBパススルーの電池容量1000mAhのものです。

続いてアトマイザー・カトマイザーですが、これは個人の電タバ使用スタイルによって変わってくる
ので次項で解説します。

Q:アトマ・カトマ、あるいは直ドリって?
A:電子タバコの使用スタイルを決定するのには、どの様な発熱部品を使い、どの様にリキッドを供給するか、によって変わってきます。

  • 綿カートリッジ式3ピース構成*2

そもそも昔の3ピース構成の時代は、カートリッジ内の綿にリキッドを染み込ませ、それをアトマイザーの発熱部に押し付けてリキッドを供給していました。リキッド保持量が少なく、すぐに補充しなければならないこのスタイルは、今ではほぼ駆逐されてしまって純粋な綿カートリッジ式3ピース構成は今ではめったに見られません。

では今の主流は何かというと、綿カートリッジではなくタンク式カートリッジを用いたタンク式3ピース構成、カトマイザーを用いた2ピース構成、あるいはDrip Tip=DTという部品と「直ドリ」という手法を使った変形3ピース構成です。

余談:リキッドが無いのに加熱して吸引した場合、刺激の強いミストがのどを痛めることがあります。これをドライヒットとかイガりとか呼びます。綿カートリッジ式3ピース構造は常にこのドライヒットとの戦いでした。

  • タンク式3ピース構成

タンク式3ピース構成は、綿カートリッジに比べてリキッド保持量が大幅に向上していることによる扱いの簡易性や、代表的商品であるJoye社製のeGo-C、並びにBIANSI社製のIMISTに共通するメンテナンス性の良さ等から、2013年現在では最も電子タバコ初心者の方にお勧めしやすく、かつショップの取り扱いも豊富な構成です。

Joye eGo-C スターターキット例:http://www.nexmoke.com/ca2/101/p-r2-s/(Nexmokeさんサイトより引用)

BIANSI IMISTハイブリッドスターターキット例:http://www.nexmoke.com/ca2/91/p-r2-s/(Nexmokeさんサイトより引用)

  • 2ピース構成

カトマにもいろいろ種類があって、電熱線と綿が一個の部品に納められた綿カトマと呼ばれるものがあります。これはキャップをあけて中の綿にたっぷりとリキッドを染み込ませて使用するものです。純粋3ピース構成よりもリキッド保持量が多く、長持ちはしますがリキッドが少なくなってきたときの綿の焦げやドライヒットに気をつける必要はあります。

なお、綿カトマは「基本的に」使い捨てですが、焦がしさえしなければ結構長く使えます。今主流なのは発熱コイルが二個内蔵されているDual Coilと、発熱コイルが水平に配置されている水兵さん(小生が勝手に読んでる名前)です。

なお、近年の流行は、綿カトマに取り付ける大容量タンクを併用するスタイルです。Dual Coil Tank=DCTと一般的に呼ばれています。これを併用することで常にカトマ内の綿にリキッドを自動供給することができるため、綿の焦げやドライヒットを恐れる必要も無く、かつ大容量タンクで長時間リキッド補充をすることなく運用することが出来るため大人気です。

DCT例:http://chaholog.shop-pro.jp/?pid=36676285 http://chaholog.shop-pro.jp/?pid=52573120 (沼田茶舗さんサイトより引用*3

ほかには筒の中がタンク状になっていて、グラスファイバーでコイルまでリキッドを供給するCE2タイプがあります。ドライヒットが出にくいこと、リキッドを余すことなくすべて使いきることが出来る、というメリットの反面、味が薄めになってしまうというデメリットも持っています。今主流なのはVision社のStardust、あるいはSmoktech社のReduxという商品です。また、小生が一押しなのが、Stardustと同じVision社のMini Vivi Nova Tankです。StardustやReduxよりも大容量だが大きすぎない絶妙なサイズで扱い易いです。

Stardust Redux例:http://chaholog.shop-pro.jp/?pid=40690223 http://chaholog.shop-pro.jp/?pid=49123029(沼田茶舗さんサイトより引用*4

Mini Vivi Nova Tank例:http://www.eco-izm.com/shop/products/detail.php?product_id=298(エコイズムさんサイトより引用)

  • 変形3ピース構成=直ドリ

綿カートリッジ式3ピース構成の問題点として、カートリッジのリキッド保持量が少なく、しょっちゅうリキッド補充しなければならない、というのは先ほどあげましたが、これを斜め上の方向から解決して一気に定着したのがDrip Tipという部品を用いた直ドリスタイルです。

Drip Tipというのは簡単に言えばカートリッジの代わりにつけるただの筒状のマウスピースです。そして直ドリは「直接ドリップ」の略です。つまり、「せせこましく綿にリキッド染み込ませるくらいなら、いっそコイルに直接リキッドをドリップしてやりゃいいんじゃね?」という解決策です。

リキッドを数滴たらしてはイガる寸前まで吸い、また数滴たらす、というスタイルです。メリットとしては綿が介在していないので味がクリアかつ濃く出ることです。デメリットはやはり頻繁なドリップ作業と、リキッド消費量が増えてしまうこと、さらには電タバクラスタが「ちょく」ドリ派と「じか」ドリ派に二分され、日々血で血を洗う抗争が繰り広げられたことです。ちなみに小生は「じか」派。いや、これこそ余談だったな。

Q:で、どこで買えばいいのよ
A:国内ショップでは、小生のこれまでの買い物暦の中で特に良心的だったり親切だったり、意欲的に新製品を開発したり、海外でメジャーなものを精力的に扱ったり、で信頼を置いているのはわじこ先生も挙げていた4店舗です。この4店舗さえあればニコチンリキッド以外は全部事足ります(ニコチンリキッドについては後述)。

上記以外にも、最近よく使うようになったのがマニアックな品揃えでみんなびっくりの以下のお店。

  • Vaper Depot http://www.vapordepot.jp/ 時々とんでもなくマニアックなものを入荷する只者ではないショップ。ただし、2013年2月現在、店主多忙につき休業中。

他にも色々と良心的なお店はたくさんあると思うけど、小生は一途(面倒くさがり)なので国内店はこの5ショップしか使っていません。が、別に不自由もしていません。店のまわしもんでもありません。

Q:上で紹介されてる店だとニコリキ買えないんだけど?
A:はい、前述の通り、薬事法の絡みで扱っておりません。というわけでニコチン入りのリキッドを買うためには個人輸入という形をとるのが一番手っ取り早いです。クレジットカードがあれば早速Paypal登録しておきましょう*5

クレジットカードが持てない方は、スルガ銀行ワンタイムVISAデビットカードVisaデビットカードジャパンネット銀行のワンタイムデビット*6が良いという話も聞きます。

参考1:スルガ銀行Visaデビットカード http://www.surugabank.co.jp/my/debit/

参考2:JNBワンタイムデビット http://www.japannetbank.co.jp/service/payment/cardless/index.html

ニコリキを扱っているショップは数多くあれど、まずは一店舗に絞って色々とフレーバーを試してみるのがよいかと思います。なので、まずは下のお店のお世話になりましょう。

e-juicesとかe-liquidsってのがリキッドね。ここではDekangというリキッドでは老舗に入るところの安いリキッドから、Heaven GiftsオリジナルのHGリキッド(ちょっと高い)まで買えます。
初心者の方は調合済みのリキッドを買うのがよいと思われます。PG/VGの選択やニコチン濃度の指定が出来ます。ニコチン濃度の目安については、電子タバコwikiの市販リキッドの項(http://j.mp/N6x6ID)に目安表が載っています。
なれてきたら自家調合にチャレンジ!市販のグリセリンを薬局で買ってきたら、フレーバーリキッドと高濃度ニコチンリキッドを好みの配合で調合するだけ。これだけでコストが段違いに安くなります。小生はフレーバーと高濃度ニコチンリキッドは必ず以下のショップから購入しています。

  • Decadent Vapours http://www.be9.net/decadentvapours/ 英国のショップ。フレーバーが豊富な上に、高品質な高濃度ニコチンリキッド、Platinum IceAngelic Decadence*7を扱っている。

要注意:海外からニコリキを買う際の注意点
ニコチンは薬事法で取り扱いがかなり厳しく制限されているため、あまり大量に海外から買い込むと税関からお叱りの手紙が来ます。で、へたすりゃ全量廃棄の憂き目にあいますので、目安としては一回の個人輸入で「一ヶ月で使用する分量」程度に抑えておくことをお勧めします。また、複数のアトマ・カトマとニコリキを一緒に買ってしまうと、やっぱり税関からお叱りの手紙が来てしまう可能性があり、アトマ・カトマ二個目以降廃棄という憂き目にあう可能性があります。アトマ・カトマは日本のショップから、ニコリキは海外のショップから、と住み分けさせておくのが安全策だと思います。

Q:こんだけ長文読まされたのにまだよくわかんないんだけど?
A:はい、長くなって申し訳ありません。細かい運用などについては前述の電子タバコWikiがある程度参考になりますが、直接質問がしたい方向けのサイトが開設されています。

-e-ciq http://e-ciq.com/ 電タバクラスタ民が常駐するQ&Aサイトです。

コアなQ&Aが飛び交っていても臆さずにがんがん質問ください。我々電タバクラスタ民が全力で回答いたします。また、Twitterをご利用の方でしたら「#e_cig」タグを付けてTweetすると我々電タバクラスタ民の目に留まりやすいです。

疲れたのでこの辺でいったん終了します。何か新ネタがあれば追記するかもしれません。
それでは皆様方のよき電タバライフの実現を願って!

2013/02/01追記!

Q:なんだかよくわかんない専門用語が飛び交っててアタイもうダメ

A:はい、すみません。実は用語集のようなものもエントリーするつもりだったのですが、電タバクラスタの造物主であるところのYAMAさんが素晴らしい用語集を作って下さいましたので、そちらを猛烈にプッシュすることでお茶を濁したいと思います。

*1:寝ぼけ眼で計算したらとんでもない数値になっていたので修正しました(汗

*2:2013/02/09:タンク式3ピース構成のことをすっかり失念していたことに、用語集のYAMAさんからの御指摘で気付きましたので改訂しました。

*3:2013/02/01:沼田茶舗さんの商品入れ替えのためURLをU-DCTのものに変更

*4:2013/02/01:沼田茶舗さんの商品入れ替えのためURLをReduxのものに変更

*5:Paypalに登録する住所氏名は英語表記にすること。でないと海外のショップの人が困っちゃいます。

*6:ごっちゃになっていたのを指摘を受けて修正

*7:大人の事情で名称変更した模様です。

*8:e-ciqからJP Vapersへと移行したため訂正